不法な伐採と絶滅危惧種のキツネザルの狩猟が原因で危機遺産リストに登録された。紫檀や黒檀の伐採と輸出が法令で違法とされているにもかかわらず、マダガスカルでは不法に伐採された木材の輸出を規制しないままとなっていることや、輸出先の国が世界遺産条約を批准していることが、世界遺産委員会から指摘されている。
世界遺産委員会はマダガスカル政府に法令を強化し、不法な伐採活動を中止するための措置を講じるよう要請している。また、国際的なマーケットにマダガスカルの不法伐採木材が流れないよう求めている。
6000万年前に大陸から切り離されて以来、マダガスカルの動植物は独自の進化を遂げてきた。「アツィナナナの雨林」はこの国の東側にある6つの国立公園から成っており、この島の地理的な歴史を反映している固有の生物多様性を存続するために必要な、現在も続いている生態系のプロセスを維持するために極めて重要である。多くの種が希少で絶滅危惧種であり、とりわけ霊長類、キツネザルがそうである。
世界遺産オンライン事典のページ
http://worldheritage.is-mine.net/r00830.html
(英語)http://worldheritage.is-mine.net/r00844en.html
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