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2010年10月20日水曜日

パドヴァの植物園(オルト・ボタニコ)(イタリア共和国)

Botanical Garden (Orto Botanico), Padua

パドヴァはイタリア・ヴェネト州にある町であり、ヴェネツィアの西約30kmに位置している。この町にあるパドヴァ大学は1222年に創立された大学であり、イタリアではボローニャ大学に次いで古い。ガリレオやダンテ、ペトラルカが教えていたことでも知られている。この大学に付属している植物園が世界遺産として登録された「パドヴァの植物園(オルト・ボタニコ)」である。

この植物園は植物学者フェデリコ・ボナフェーデが構想し、建築家のアンドレア・モロニが設計した。開園は1545年の7月7日。研究目的の大学付属植物園は世界でも最古のものとなった。

現在でも創設当時の設計による庭園が残っており、庭園は円形で4つのエリアに区切られている。

園内最古の植物は、1585年に植えられたヤシの木。ゲーテが訪れて感銘を受けたことから、「ゲーテのヤシ」とも呼ばれている。

この植物園ではヒマワリの花をヨーロッパで最初に開花させ、イタリアで初めてジャガイモの栽培が行われたなどの記録も残っている。

2010年9月3日金曜日

エヴァグレーズ国立公園(アメリカ合衆国):2010年登録危機遺産

Everglades National Park (United States of America)

エヴァグレーズ国立公園は深刻で継続的な水界生態系の劣化が原因で危機遺産に登録されることになった。

危機遺産登録はアメリカ合衆国側からのリクエストであった。エヴァグレーズ国立公園が危機遺産に登録されるのは2度目である。最初は1993年でありハリケーン・アンドリューによるダメージと農業・都市開発による水質の顕著な劣化が原因であった。2007年には公園そのものとより広範な生態系の回復が評価され、危機遺産リストからはずされることになった。

しかしながら、遺産の劣化は進行していた。水の流入が60%も減少し、富栄養化、水生生物の生息域の消滅とそれに付随する水生生物の減少の顕著な兆候が見られるほど、栄養素汚染が進んでいた。アメリカ合衆国の要請によって、2010ユネスコ世界遺産センターとIUCNの専門家に遺産を訪問してもらい、その現状を評価していち早い危機遺産リストからの脱却の支援を求めている。

エヴァグレーズはフロリダの南端にあり、西半球で最も大きなマングローブの生態系、北米で最も広大なソーグラスの平原と最も重要な渉禽の繁殖地となっている。「内陸から海に向かってわずかに流れる草原の河」ともいわれている。海棲動物の多様性は類を見ず、多くの鳥類、爬虫類、マナティーなどの絶滅危惧種の聖域となっている。

世界遺産オンライン事典のページ
http://worldheritage.is-mine.net/r00026.html
(英語)http://worldheritage.is-mine.net/r00024en.html