
カピバラ山地国立公園(セラ・ダ・カピバラ国立公園)はブラジルのピアウイ州にある国立公園。面積は979平方kmにも及び、絶壁がそそり立つ奇岩群と灌木が見られる。3万点もの線刻による岩絵や洞窟壁画が発見されており約400の遺跡が確認されている。
遺跡の1つ、サン・ライムンド・ノナト遺跡には、カピバラ、シカ、ジャガーなどの動物、古代人の生活、狩猟、儀式などの場面を描いた岩絵が264か所残っている。他にもすでに絶滅した動物と考えられるものや、船の絵なども発見されている。


そんな中にあって、60000年も前の人の「精神」に触れるような資料がどれだけ重要かは、容易に想像がつく。もちろん、残された壁画からどうやって実証的に当時の人々の心を分析するのか、という問題はまだつきまとってはいるのだが。
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