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2010年7月27日火曜日

カトマンズの渓谷

カトマンズの谷は周囲を山に囲まれている、標高1300mの盆地に立地している。盆地にはガンジス川の支流であるバグマティ川が流れ、豊かな耕作地帯が広がっている。この盆地は太古の昔、湖だったとされており、マンジュシュリ(文殊菩薩)が湖を囲む山を剣で切り開き、湖の水を流しだしたという興味深い伝説が残っている。考古学的な成果では、旧石器時代から人類が住んでいたことが明らかになっている。カトマンズは現在ネパールの首都であり、ネパール最大の都市である。

カトマンズは4世紀頃からチベットとインドを結ぶアジアの交差点として栄えており、またヒンズー教や仏教の聖地もなっていて、数多くの寺院や聖堂、彫刻といった宗教芸術を見ることができる。特に、各都市のダルバール(宮廷)広場、スワヤンブナートとボウダナートのストゥーパ、チャング・ナラヤン、パシュパティナートなどが有名である。

スワヤンブナートはカトマンズの中心部から西に3kmほどはなれた丘の上にたっており、その中央部にある仏塔はネパールの仏教にとっては最も重要な仏塔とされている。この仏塔には仏陀の知恵の目が四面に描かれている。また「モンキー・テンプル」と呼ばれるほど、猿が多いことでも知られている。

1979年の世界遺産登録以後、急激な都市化が進行しており、現在では危機遺産に指定されている。

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